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この国のことを想う人に力を貸してほしい!日本の農業を根幹から蘇らせる!(株)エルゴン黒田会長にインタビューしてきました。

この国のことを想う人に力を貸してほしい!日本の農業を根幹から蘇らせる!(株)エルゴン黒田会長にインタビューしてきました。

ピロール農法の素晴らしさをもっと多くの方に知っていただくために、「人」に密着してインタビューするシリーズ。

今回は・・・ピロール農法に欠かせない、肥料作りをされている(株)エルゴンの黒田会長にお話しを伺いました。

(写真右から、(株)エルゴン 矢野社長、同・黒田会長、谷、高橋)

この方に話を聞かずして、どこへ行く!?というぐらい、ピロール農法の本家本元。

「話し出したら止まらない人だから」という前情報に戦々恐々とする取材陣。。。いったいどんな話が飛び出すのでしょうか・・・!?

ピロール農法に出会ったきっかけは?

もう40年以上も前のことなので、どこからどうだったかというのは忘れたのですが、気がついたら「これがピロール農法なのか!」と後から分かったというのが正直なところです。

もともとは私、養豚の事業をやっていたのですが、汚い、臭い、虫がわく、などいわゆる周辺の公害になるような問題をどうにか解決したくて、県の公害課に相談に行ったことがきっかけでした。

そこの課長が寺島さんという農学博士の方で、この方が本当に変わり者でして、、、タイプで言うなら完全に研究者肌の方でした。公害の相談に行ったのに、自分の話ばかりでまったく相手にしてくれない・・・(笑)後から話を聞くと、人間嫌い、人に会いたくない。そこまで極端な変わり者だったようなのです。

その寺島さんが定年になり、暇を持て余して田んぼを始めたところから寺島さんの研究が米作りの現場で行われるようになりました。このあたりから徐々にピロール農法の芽が出て来たんだと思います。

公害の相談をしに何度も足を運ぶうちに、私も気が付けばすっかり寺島さんの部下みたいになっていましたよ(笑)

 

あるとき寺島さんが、田んぼの土を採取して瓶に詰め、窓際に並べてずーっとそれを観察してボソリと言うのです。

「これは、、、日本の農業を根本から変えるかもしれん・・・」

天才と変人は紙一重と言いますが、この寺島さんは人が考えないようなことを考える方でした。

(微生物の働きで土が赤色→緑色に変わる様子)

これまで誰にも相手されなかったのに、私が興味を示すものだからだんだん嬉しくなって来たのでしょう。少しずつ教えてくれるようになりました。

家の用事で呼び出されたり、金づるにされたりしながら、ですが(笑)、でも、私自身もピロール農法の「土の色が赤から緑に変わる不思議な魅力」に虜になっていました。

ちなみにこの右の竹細工の筒。後に人間国宝となった藤沼昇さんが私のために作ってくれたんです。この方もピロール農法のファンなんです。

ピロール農法の研究を受け継ぐきっかけとなった、奥様の死

転機となったのは寺島さんお奥さんの死でした。夫があんな風だったのとは対照的に、奥様には本当によくしていただけました。

「黒田!早く帰ってこい!妻が死にそうだ。お前に会いたいと言っている!」と突然電話があり、病院に駆けつけました。

息を引き取る間際に私の手を握り「お願いだからお父さん(夫)がやっているこれを続けてください!私はあなたにやってほしい」と言われ、私も「わかりました!」と言ってしまったんです。

寺島さんの息子さんたちも周りにいたのに、なぜか私にですよ!?しかし誰も異を唱えることなく、私と寺島さんは一緒に研究を進めることに。

聞こえはいいですが、当時実業家としてもそこそこ儲かっていたので、いい金づるだったのかもしれませんが(笑)

ところがここからが苦難の連続でした。

ピロール農法を広めるために事業を興し3000万円ほどの借り入れをしたものの、全くうまくいかないのです!

そのころは酒場に毎日のように通い、飲んでは愚痴をこぼしていました。

そんな中、話を聞いてくれていたの常連が「それならば・・・」と紹介してくださったのが神門先生です。

(黒田会長の上部に写真が貼ってあるのが神門先生)

この方の元を訪れ、今までやって来たことを一通りお話しすると私にこう言いました。

「この仕事をやめてはいけません。続けるのです」

この方がいなかったらピロール農法は辞めていたと思います。頭脳明晰で、笑いのセンスもあり、独自の美学をお持ち。

一度お会いしただけで「この方は面白い!」と感じました。

続けて神門先生はこうおっしゃいました。

「今(当時日本はバブルの絶頂)お前さんには分からんだろうけど、これから体験したこともないような時代に入る。大企業が倒産し、皆が貧乏になる。この国を引っ張る上層部がみな骨抜きになってしまう。そんな時代がこれから来る。」と。

今日本に起こっていることを見事に見抜いているのです!40年も前の時代にですよ!

「その時に初めてピロール農法が必要になる。これを広げようとする人が黒田くんの元に集まってくるだろう。日本という国が危ない!と気づいた人たちが、金のためではなく、本当にこの国のことを思い、力を貸してくれるだろう」

・・・それもあって、どうにか事業をここまで続けてこれました。

ピロール肥料は、北陸のエジソンと言われた坂井先生と、寺島さんとのノウハウにより生まれました。これまでたくさんノウハウを盗もうとした人が私の前に現れて来ました。真似しようとした会社はあったのですが、うまくいかないのです。

そもそもお金になりませんし、ここまでの気合いと根性がないと、できないのですよ。

どんな方がこれまで訪れたのですか?

自然な野菜、お米作りをしている農家さん

農業の研究をしている博士の方

私たちを面白おかしく仕立てようとしているテレビ局

真実を伝えようとしてくれる出版社や地元メディア

などなど、たくさんの方がここまで話を聞きに来てくださいました。

お金目的でくる方は皆丁重にお断りしていますね。そんなもののためにこの大切な農法を明け渡したくないのです。

このお仕事をしていて面白いと感じることは何ですか?

人と出会うたびに、新しい発見が次から次へとあることですね。

一番最初にピロール農法のことを知った寺島先生は「土の中で血液ができるんだよ!」とおっしゃっていましたし、

北陸のエジソンと言われた坂井先生は、私がピロール農法の研究を20年一緒にさせていただいても、一銭たりとも金銭を要求しませんでした。

神門先生は、人を笑わせるのが上手だったり、物事の本質をスパッと言い当てる、頭もよく、独自の美学をお持ちの方でした。

今こうして取材に来てくれている谷さんは、諦めない・信念を持って活動しているところですね。

「自分の使命を見つけた!これは僕にしかできない!」そんな風に自分の道を見つけて、困難に立ち向かっていくところが魅力的だと感じています。

大変なところは?

かれこれ40年間続けて来ていますが、なかなか良さが広まっていかないことです。
ここ5−6年でだいぶ反応も上向いている感触はありますが、もう少し・・・というところにいつもいます。

(海外の知る人ぞ知る方の中でも評判なのだとか)

でも、いつこの素晴らしさが世に広まって爆発するかわかりません。
仮にそうなったとしても、今までのお客様を大事にしますので、そんなに急にピロール肥料の生産ラインを増やすなどの対応はできないのですが・・・

ピロールで作るお米の凄さは一体何なのでしょうか?

物が腐る、老化するということは、「酸化」するということです。酸化しないということは細胞が若返るということ。

土の中の養分をしっかりと吸収して育ってくれるところが普通の農作物との大きな違いです。

ちなみに、米の中にビタミンB12が入っているのは、ピロール米が世界初なんですよ!

植物は根からこの栄養素を吸えないんです。普通は。(*なのでビタミンB12は通常は肉などから摂取する)

以前長野県の農家の方がうちを訪れて、、、肉を食べられない方だったそうで、うちのピロール米についていたく感動されていました。

ピロール茶と一緒に飲んでいただくと、葉酸も一緒に取れると。ビタミンとミネラルはセットで取得する必要があるのですが、ピロール農法で作られた農作物は栄養価が豊富なので、とても相性がいいんです。

安くて栄養がスカスカの農作物を食べて、病院のお世話になり、薬漬けになり、保険でカバーする。

こんなことをしなくても、いい土、いい農法で作られた食べ物を日頃から口にしていれば、自然と体は本来の機能を取り戻して元気になるんです。

(シアノバクテリアが入ったサンプル)

ピロール農法の特徴である「シアノバクテリアという微生物が農薬を分解する作用」も、これって本来はすごいことなのですが、農協が推している作り方ではないですから、これも広がらない大きな要員の一つなのでしょう(笑)

体を健康に保つという本質に立ち返れば、今世の中で当たり前とされている常識もひっくり返るでしょう。

坂井先生が私に言った言葉で印象に残っていることは「20年研究してもまだまだわからないことがいっぱいある。面白いことが日々見つかる。だからピロール農法は面白いんだよ」と。

それと同時に、「世界はデータで勝負しているので、主張をするにもデータをきちんと示していかないとだめだよ」とも釘を刺されていますので、栄養価の分析や実験データの取得は日頃から収集を怠らないようにしています。

これからの展望について教えてください。

ピロール農法の素晴らしさを伝えてくれる谷さんにかかっています。

自分の親子や家族だけでなく、隣の人達も良くなるように。と思い活動する人がいる。それが「ひと」である。と神門先生に教わりました。

私は40年もこの活動を自信を持って続けています。そんな「ひと」たちが少しずつ仲間になって広めていっていただければと思っています。

以上、(株)エルゴン黒田会長のインタビューでした!

バイタリティに溢れて、次から次へと話題が溢れるように出てくる。ユーモアたっぷりに話す姿が印象的でした。

お金のため、利権のためではなく、本質に気づき・想いに共感して集まり、活動する。それを貫く姿が魅力的に映る秘訣なのだと感じました。

 

谷がこれまでいろんなことを教わり、いろんな方と引き合わせていただいたのも、黒田会長のこれまでの経験あってのもの。前情報どおり「話し出したら止まらない。話しても話し足りない!」という様子でしたので、今後は黒田会長の動画をたくさん取材させていただいて、みなさんにシェアしていきたいと思います!

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